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詩歌 / SHIIKA
其の九
大人になると理由もないのに、ひとり涙が出ちゃうんだ
もしかして君もかい?
友達になろう。
風が俺に問いかける
「何処まで行くつもりなんだい?」
俺は答える
「いつか果てる命なら、行けるところまで行こうと思うんだ」
雨宿りしてる暇はないのさ
雲の上を歩こう
限りなく白い少年に逢いたくて
果てしない旅路へと続いてくこの僕を、走らせているんだろう
この世界で一つのリアルを手に入れろ!
イメージして...現実を蹴るんだ
愛じゃ足りない気がしてた
夢じゃ足りない気がしてた
眠れない夜、君を探してた
「生きる」とゆう事に命を懸けてみたい
俺は此処に在るのではなく
この場所で俺は俺に成るんだ
与えるよりも溺れたのは
あなたが男で、私が女だったから
幸せよりも苦労を選んだ
それが何より幸せだった
子供のように夢を話すあなたがいたから
あなたを嫌いになりきれなかった
春はもうそこまで来ている