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​詩歌 / SHIIKA

其の四〜自由〜

‘自由’とゆう言葉を思い浮かべると、まず連想するのが‘縛られていない’‘嫌な事はやらない’ など、逆の意味が浮かんでくるんだ。
確かに、縛られていては自由じゃないし、したくもない事をすれば、自由じゃないのかもしれない。...でも本当にそうだろうか?
僕には今、やりたい事がある。でっかい夢があるんだ。
でも、そのやりたい事をやるためには、やりたくない事もやらなければならない。日々を生きてゆくために...。
ある人に言わせると、それは自由じゃないと言う。やりたい事だけをやるのが自由だと。
でも、ちょっと待ってくれ。僕の考えは少し違うんだ。
もしも本当にその人の言う‘自由’、好きな事だけの‘自由’
それが全てなら、自由に縛られてはいないかい?
人間そんなに強かないよ。いつのまにか自分が望んでた‘自由’、全て好きな事だけをやる‘自由’が手に入ったとしよう。もう嫌な事は何もしなくていいんだ、好きな事だけをやってメシが食える...最高の生活さ。
でも、そんな生活は長くは続かないよ、きっと。
いつのまにか、自分が夢にまでみた最高の生活の中に不満を探し出すようになる。
不満などなくても自分で探し出すんだ。そしてその自由を捨てるんだ。
そしてまた別の自由を手にいれる...そして、その自由も束の間...。
そのくり返し。結局自由は束の間の快楽になるんだ。
...自由に憧れ、それを手に入れ、不満を作り、そしてまた自由になる...
あの頃、本当にやりたかった夢から離れてく、見えなくなる、思い出せなくなる、そして自由とゆう言葉だけが欲しくなるんだ。
僕の今想う‘自由’は変わらないと信じてる。
今、大切なものは、きっと10年先も大切なものなんだ。
形じゃないんだ、自由は手には入らない。
自由を望むな!本当にやりたい事をやればいい。一番大切なものを守ればいい。
そのために傷つく事もあるだろう、やりたくない事をやらなければならない事もあるだろう。
でも、それでいい。それが本当の自由なんだから。

 

「自由」とゆう言葉がなくなった時
その時がきっと本物の本当の自由なんだろうなぁ
.....誰も気づかないだろうけどね(笑)

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